久々の大作(当社比)
1つの絵を完成させるのに、たいてい15分以内に済ます自分が2週間かけました。
無事に終わって何より、という安堵感があります。最初はうきうき描きだすのですが、最後の詰めの方になると苦行に感じてくるのは何ででしょうね。やはり「ものを完成させるっていうのは大変なんだぞ!」という神の啓示でしょうか。
絵を描く際には、もっと気楽にばんばん生み出したいという気持ちと、ちゃんと描き込んだ作品を作りたいという気持ちの狭間で揺れます。後者の場合は、それなりにしんどい思いをしなくてはいけないのかな。自分で良いと思うものを作るためには自分の美意識と向き合わなくてはいけなくて、それはつまり、自分のダメさ(理想と現実のギャップ)とも戦わなきゃいけないからきついんかな。
とはいえ、好きなことでも壁にぶち当たる事は当たり前です。この時にどうするか、「挑むか」「佇むか」「離れるか」の選択肢が考えられます。
その時々でどうするかは様々で、佇んで壁の様子を見たり、まったく別の事をして壁から離れたり、離れたまま壁を忘れてしまうこともあったり、ふとその壁の前に戻ってくることもある。
いざ、
壁に立ち向かい、もがき、苦しみながら突き抜けられた時には「殻を破ったような感覚」があり、その時から見える景色が少し変化します。何か一つ、体験した感覚が残る。その感覚は結構好きだから、多少苦しくても挑戦できるような気がします。
好きなことが嫌になるくらい 愛せたなら掴めるはず
LUNA SEAのa Visionという曲の1節。こういう思いを大事にして邁進していきたい。